自律神経失調症の症例 (1 )めまい・頭痛・耳鳴り・腰痛・不眠・不安感・起立性調節障害

 

 

自律神経失調症の症例(1)めまい・頭痛・腰痛

①来院までの経緯 (伊勢市内 47歳 男性 会社員)

仕事の過労と家庭内の問題が重なり、数年前から目まいを頻繁に感じるようになり、

さらに慢性的な頭痛と腰痛が生じるようになりました。伊勢市内の病院(4か所)で検査しても異常なく最終的に「自律神経失調症」と診断された。薬を大量に処方されたが良くならず、ホームページにて当院を調べ来院された。

②施術経過 

自律神経失調症は薬を飲めば治るという単純なものではなく、様々な治療を組み合わせアプローチする必要があります。

副交感神経優位となった自律神経のバランスを正常に戻すため左の骨盤(交感神経)調整を行いました。
同時に頭部第2調整(自律神経の急所)を行う。

又、ストレスなどの個人的な問題が回復に関ってくるので、当院の施術時間の中で、ゆっくりと症状や悩みを聞きながらマインドフルネスなどを実施した結果、ぐるぐる周囲が回るような、回転性めまいと腰痛の症状が、かなり改善された。

③考察

自律神経失調症はいくつもの症状を抱え、気のせいにされたり周囲に理解してもらえなかったり、病院にいっても検査で原因がわからず、本人にとって非常に苦しい病気です。

体と心の両面に原因があったり、症状も体と心の両方に現れたりするので、整体的アプローチがとても重要となります。

④通院期間 3ヶ月 施術回数 16回

自律神経失調症の症例(2)

①来院までの経緯 (37歳 女性) 冷え性・不眠・疲労

冬だけでなく夏でも冷房下で冷えを感じ靴下が手放せない。

運動しても手先だけ冷たく、夜も足先の冷えのため、なかなか眠れず睡眠不足で朝から体がだるくてやる気が出ない。

子ども達が学校に行くまでは必死なので、何とかなるが、送り出してから腰が抜けたように横になってスマホのゲーム。

複数の病院に行ったが血液検査等は異常なく、自律神経失調症からくる冷え症と診断を受け、ビタミン剤等の薬を処方された。しかし、症状はまったく改善されないまま。

漢方なども試してみたが全然効果がない。失望して、もう治らないのではと諦めていた時、看護師の友人の勧めで当院を知り来院された。

②施術経過

血管の収縮と拡張を受け持っている自律神経の調整がうまく出来なくなり冷え症になるので、自律神経のバランスを正常に戻す最も有効な治療法である左右の骨盤調整を行いました。

同時に足の3指(中指)と4指(薬指)の中足骨(足の甲の部分)の間(冷えの解消点)を愉気。
また、不眠症状もあるため、腹部第1調整点(鳩尾)を調整。

睡眠に対する正しい知識や生活習慣に関する睡眠障害対処の指導を行い、足湯や眼の温湿布など野口整体のセルフケアも追加で指導した結果冷えと不眠の症状が緩和したと喜んで頂きました。現在では元気に仕事もしている。

③考察

自律神経失調症の人は大半が冷え症です。血液循環が悪く低体温のためさまざまな不定愁訴(不快な自覚症状)が現れます。

体温が一度下がると免疫力が30%低下すると言われ冷え症は万病の元です。

冷え症の解消が自律神経失調症の改善の早道ともいえます。

足湯や眼の温湿布などセルフケアも真面目にしてくれた結果だと思われる。

④通院期間 3ヶ月 施術回数 13回

 

自律神経失調症の症例(3)不眠・腰痛・疲労感・

①来院までの経緯 (伊勢市内 33歳 女性 会社員)

ここ1年間、めまいや立ちくらみが多く、早い時間に就寝するもなかなか寝付けず、2~3時間は布団の中で考え事をする。

朝から身体が重くて、やる気がない、家事をするのも辛い。職場では体の不調から少しのことでも反応して人間関係のトラブルが多くなる。

腰痛も酷いので、原因はスポーツをする習慣がなく、筋力の衰えから腰痛がきていると思い、筋トレをしたり散歩するが効果が出ない。

病院では自律神経失調症と診断され、薬を処方してもらいストレスをためないようにと指導を受ける。

半年ほど通院するが全然、改善せず、当院に通院する友人の紹介を受け来院に至る。

 

②施術経過

背骨の歪みを調整して骨盤を整えた。

背中がギュッと縮んだ状態であり、胸痛もあることから胸骨8番の三段抜きし、呼吸や発汗の調整を行った。

頭蓋骨や後頭骨に異常が感じられたため、頭部の調整を行い緊張を解きほぐしていった。

頭蓋骨の調整後、頭痛がなくなっていることを確認し初回の施術を終えた。

骨盤は左(自律神経・交感神経)を閉めて調整した。

③考察

自律神経失調症といっても原因は複雑で多様である。

今回のケースは眼の酷使・過労からくるものであったと推測される。

頸椎2番(眼の)愉気を終えたあたりから「身体がポカポカしてきた」「眠くなってきた」など、身体の変化がでてきた。

眼の疲れの原因はスマホ、PC作業、食生活や生活リズムなどがあるが、今回は特に首をポキポキと自分でする癖があったことから頸椎の歪みが大きく関係していると伝えた。

首に負担がかからない姿勢、いわゆる足の母指球に重心を置かないことを心掛けてもらうと、

4回目の施術日に「頭痛や背中の痛みが出なかった」と報告を受けることができた。

8回目の施術では、薬を飲まずに生活していて、元気な頃のように活動できていると感謝の言葉を頂いた。

④通院期間 3ヶ月 施術回数 15回

 

自律神経失調症の症例(4) 不眠・起立性調節障害・頭痛・倦怠感・嘔吐

①来院までの経緯  伊勢市 中学2年生、女性

小学6年生から朝起きられなくなった。

寝る前にむずむず脚症候群にもなり睡眠障害。

起床したら、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状もあり不登校になった。

中学2年3月まで3年間ほとんど不登校になっている。

中学1年の夏に伊勢市内の病院で起立性調節障害と診断された。

昇圧薬や頭痛薬を処方されて2年が経過するが、体調は一向に改善せず悩んでいる。

②施術経過

はじめての施術、背骨や骨盤が、かなり歪んでいる。

左の骨盤を調整しながら、胸椎8番の左2側などを主に愉気。

外反母趾で姿勢が悪い。スマホをうつ伏せで長時間することが多いのが原因の一つ。

仙腸関節などの調整をして自宅でも姿勢を意識する習慣するように指導。

10月頃に。初回来院。以降週1回ペースで来院。

自宅で出来る真向法体操やセルフケアを実践していただく。

来院のたびに体調は良くなっているとの報告。

通院3週目。

3年生になった4月からは朝6時に自分で目覚ましで起きるようになった。

毎日朝から通常登校。頭痛や吐き気もない。寝る前の、むずむず脚症候群も改善。

朝は母親より早く起きているので、母親も嬉しそうで報告があった。

本人も「元気になった!」と嬉しそうに報告してくれた。

③考察

自律神経のバランスが乱れることで症状が出現しやすく、増悪もしやすいことは自律神経失調症と起立性調節障害に共通。

したがって、症状増悪を予防する方法は両者ともに共通しており、自律神経のバランスを乱している原因の除去が必要になってきます。

ストレスや生活習慣の乱れは自律神経のバランスを大きく乱す原因になるため、生活習慣の見直し、ストレスを溜め込まないように指導したのが早期の改善に導けた。

早寝早起き、食事バランス、食事時間の定時化、睡眠時間の確保、運動の習慣づけ、湯船につかり汗をかくなど規則正しい生活を実践してくれたクライアントの努力の結果でもある。

病歴3年の朝起きられない、起立性調節障害、不登校のお悩みが3週間で解決した事例でした。

④通院期間 3週間 施術回数 6回

 

自律神経失調症の症例(5) めまい・ふらつき・頭痛

①来院までの経緯  伊勢市、50代、女性Mさん

50代の女性、Mさんは、長年のめまいと頭痛で苦しんでおられました。

めまいは3年前から、頭痛は若い頃からずっと続いていたそうです。

めまいを治すために10ヶ所もの病院(伊勢市内、県外)に行ってもめまい治らず、
医者に「めまいを治す薬はない」と言われて一時は症状の改善を諦めたらしいです。

その後は、鍼灸治療に通ったり、マッサージに通ったりしたものの、めまいも頭痛も治らず、

自分が出来ることは全てやったけど治らない。「どこに行っても治らないんです…」と大変苦しんでいました。

Mさんは、家族が病気で車椅子生活をしているため、介護が大変でとてもストレスが多い生活だったようです。

最初の施術の時も、背骨や頸椎がこわばっていて過緊張であることが直ぐに判明しました。

②施術経過

胸椎8番、自律神経の調整点(頭部第2)頸椎の調整、左右の骨盤の調整をしました。

本人の希望もあり、早く治したいとのことで週2回のペースで来院いただきましたが、施術を受けて徐々にめまい・頭痛は軽減。

初回から3週間が経過した来院時には、頭痛は全くなくなった、めまい・ふらつきもかなり楽になった、とご報告ありました。。

Mさんは数十年間、頭痛薬を飲み続けていたそうで、頭痛が全くなくなって、とても驚いていました。

セルフケアとして足湯・眼の温湿布も継続して実践してくれたこともありめまい・ふらつきも大幅に軽減して、
「とても楽になりました、もっと早く先生の所に来れば良かった」と喜んでいただけました。

③考察

自律神経失調症といっても原因は複雑で多様である。

今回のケースは日常のストレス・過労からくるものであったと推測される。

背骨や頸椎がこわばっていて過緊張であることで、自律神経のバランスが乱れ症状が慢性化していた。

また性格上、どうしても無理をしてしまうことが多くて、自分の心の内観も必要だと気づきを促していく。

生活に対する正しい知識や生活習慣に関する食事・入浴指導を行い、
足湯や眼の温湿布など野口整体のセルフケアも追加で指導した結果、めまい・頭痛症状が、かなり緩和したと喜んで頂きました。
現在では元気に仕事もしている。

どこに行っても治らなかった、めまい・頭痛が3週間で改善した事例でした。

④通院期間 3週間 施術回数 7回

 

自律神経失調症の症例(2) | 整体道場 愚狂庵 (gukyouan.com)

 

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