一息四脈(いっそくしみゃく)
一息四脈(いっそくしみゃく)
整体では風邪をひいても経過するのを待つ。
吐くことや下痢することなども体の無意識運動で自然に良くなろうと調整している働き。
でも不安なんです。。
子どもが高熱を出したり、自分自身が急な体調不良になると不安なんです。
一刻も早く病院へ駆け出したい焦る気持ち。
わかります。その気持ち。
私も子どもが高熱を出したりしたら、いくら整体師であろうと不安になります。
そんな不安なときに是非、覚えておいてほしいのが
一息四脈(いっそくしみゃく)
人間の健康状態を観察する方法で、1分間の脈と呼吸数を計って、一息について脈が四つ打っていれば心配ないというもの。
つまり、体が自然な要求として働いているということになります。
人間は健康であれば、どんな状況でも一呼吸に対して四つ脈を打つものなのです。
普段はこういうことを考えたことがないと思いますが…
たとえば、全速力で走っても「一息四脈」になりますし、美しい自然の中でゆったりしてるときも「一息四脈」なのです。
どんな状況でも「一息四脈」であれば、体が自然に治る力を持っています。
それでは方法を書いていきます。
□脈は手首の内側の拇指側か、喉の左右のどちらかで、とるのが分かりやすいでしょう。
※呼吸数と脈拍数を数えるとき、同時に数えるのではなく、それぞれ別々に数えましょう。
①一分間の呼吸数を数えます(吐いて吸って1呼吸)
②一分間の脈拍数を数えます。
③脈数÷呼吸数を計算する。
「3,5~4,5」→正常値 「2」「6」前後なら要警戒!!
たとえば、1分間での脈拍数が72で、呼吸数が18だったら、割ると4ですから、
こういう場合は、大丈夫ということになります。
4ではなくても、3.5~4.5の範囲であれば、まあまあ良し。
ところがこれが、
「2」(息がすごく速いかまたは脈がすごくゆっくり)
「8」(息がすごくゆっくりか脈がすごく速いか)
くらいになりますと、体の自然を乱している状態なので警戒注意。
特に、少ない方が危険です!後頭部打撲時に一息二脈のときは警戒注意です!!(元気そうに見えても病院に受診することをオススメします)
※生後13ヶ月の間の打撲は、それ以後の打撲より影響が大きいので気を付けてください。
頭を打った場合はお風呂は中止してください。四日間は様子を見ること。
打った当日の晩、四日後、一週間後はとくに注意が必要です。
整体では、打撲、風邪などで高熱を出しているときなど、
症状が体に与えている影響や経過を測る目安として利用しますので覚えておきましょう。
本人が元気そうに見えても、逆に元気がなさそうでも一息四脈を目安にすれば安心でしょう。
体が自然な要求として働いているときは一息四脈になっているから心配しないでも大丈夫です。
どんな状況でも「一息四脈」であれば、体が自然に治る力を持っています。