後頭部の温湿布 高熱を出したとき
<後頭部の温湿布>
〇高熱を出したとき
〇汗が身体の中に内攻したとき
〇発熱とは関係なく、汗を出したい
※ここでいう温湿布は熱くした蒸しタオルのこと
風邪などの発熱に対処する場合
目安として、以下の体温を越えてきましたら、後頭部に温湿布しましょう。
大人:(60歳未満)38度5分を超えるようでしたら、後頭部を(15~40分間)
子供:(3歳以上):39度を超えるようでしたら、後頭部を(6分間~20分間以内)
発熱とは関係なく、汗の誘導の場合は、(6~10分間)
※熱がこもって出ない人など
厚めの生地のタオルをお湯でしぼって、小さく折りたたんだもの(5cm四方くらい)を後頭部に当てます。
子どもの場合、後頭部に乾いたタオルを当て、その上から温湿布。(熱さを調整する工夫をしてみてください)
※効果があるのは、お湯で作った温湿布ですが、忙しくて面相臭い人にはレンチンをオススメします。
<レンジの場合> 600wで1分くらい
タオルを濡らして軽く絞ってたたみ、電子レンジでチン、気持ちいい温度。
(熱いけどずっと当ててられる程度) に温めたら、皮膚に直接当てる。
当てたところが均等に赤いかを確認。
白い部分(温まってない)はタオルを温め直して追加で温める。
※タオルが冷めてきましたらまた熱くして当て、1本のタオルで数回繰り返します。
足湯・脚湯と並んで、「蒸しタオル」も自分でできる整体法として覚えておくと便利
注意:<3歳未満の幼児や60歳以上の、ご年配の方には対象外です>
「野口整体では熱は体にとって必要だから出ている」これは基本ですが熱を出しきるにも体力も必要です。
ですから安全性を考慮したうえで3歳未満の幼児や60歳以上のご年配の方には後頭部の温湿布は控えてください。
3歳未満の幼児や60歳以上のご年配の方は無理をせずに、額の真ん中の髪の生え際から指3本分上がった部分の大泉門(だいせんもん)、「ひよめき」という部分を冷たい水で絞ったタオルで冷やしてください。
だいせんもん【大泉門】. ひたいの 上部 にある、骨と骨の継ぎ目部分。赤ちゃんのとき、 触ると「ぺこぺこしている」と感じる部分です